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2020年06月23日(火曜日)

香木・沈香について

香木・沈香について

<沈香とは?> 

主にジンチョウゲ科の常緑樹です。高さ30メートル・直径1~4メートルになる木ものもございますが、この木全体が香木(沈香)というわけではなく、この木のある部分が自然界のある菌の作用により50年以上もの歳月をかけ香りを持つ部分(沈香)が出来上がります。この中でも最上級の香りの沈香が伽羅でございます。

<沈香の産地と香り>

沈香の主な産地は、インドシア半島を中心としたベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマーと、ボルネオ島を中心にしたマレーシアやインドネシアなどに自生しております。また、ベトナムを中心にしたインドシナ半島で産出される沈香をシャム沈香、マレーシアやインドネシアで産出される沈香をタニ沈香と区分けして呼ばれています。伽羅はベトナムのごく限られた地域でしか採れません。ですから伽羅は最も希少価値の高い香木(沈香)と言われております。

一般的にシャム沈香は主に甘味が香り、タニ沈香は辛味が程よく香ります。更にそれぞれ極上のシャムやタニとなりますと、単に甘い・辛い香りではなく、それぞれを主体にしながらも甘味・辛味・苦味・酸味などを兼ね備えた素晴らし香りを聞くことができます。

調香庵では「産地別 沈香五カ国セット」やシャム・タニ12種類のかおりを聞き比べて楽しめる「沈香・香りくらべセット」旧バージョン、現在では入手困難になっている極上の沈香の香りが聞ける「特撰 沈香習い」など、香木マニアの庵主ならではの沈香を豊富に取り揃えております。また最近ではなかなか販売されていない伽羅においても、刻み、小割、角割なども在庫限りですが、販売中でございます。是非、香木の幽玄な香りの世界にお越しください。

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